AI革命は始まったばかり、勝負は10年後?!

巷には様々なトレンドワードがあります。AIもその1つですが、敢えてこのテーマを取り扱うのは、10年20年とトレンドが続く可能性のある、大きな産業革命になると考えられるからです。デジタルビジネスという文脈において、避けては通れないものだと思います。

現状では日本は米国に比べると後塵を拝している印象で、例えば国費によるAIに関わる研究テーマ数においても差がでてきています。

AI研究テーマ、日本は基礎研究と生産技術、米国は医療が急伸:アスタミューゼ

しかし、Yahoo! Japanのチーフ・ストラテジー・オフィサーである安宅さんの言葉を借りると、AI革命はまだ始まったばかりで、現在はいわば機械学習やAIが浸透し始めた「フェーズ1」。機械学習・AIを前提に新しいモノが作られる「フェーズ2」、都市全体や鉄道などインフラに関わる複雑なシステムに活用される「フェーズ3」とこの後にはさらなる発展の段階があります。日本はもともとイノベーションの発信源ではなく、利活用において力を発揮する国民性であり、まだまだ巻き返しの可能性が高いとのことです。

参考|「ヒト・データ・キカイ」AI時代の経営資源

AIの活用に重要な要素

さて、そんなAIですが、重要なのはデータホルダーとプラットフォーマーだそうです。そして先々どのようなデータを保持するかが競争優位性につながります。データフォルダーは大企業を中心に多数いますが、ここではプラットフォーマーを1社紹介します。

人工知能のその先へ 「グーグルの先を行く」プリファードネットワークスが描く未来

日本で有名なのは、東大大学院の同期2人が立ち上げたPreferred Networksというベンチャー企業です。日本経済新聞などでも取り上げられており、メディアに出る回数もここ最近増えています。

NTT、ファナック、トヨタという大企業から出資を募り、いま日本で1番先行しているプラットフォーマーだと言われています。少し前にこの企業の存在を知ったのですが、たまたまその直後に私の大学院の同級生がPreferred Networksでエンジニアをしていることを知り、少し話したことがあります。

現状では上記のような大企業におけるR&Dの受託が売り上げのメインだそうです。出資した企業は多数のデータを保持しているデータフォルダーであり、そのデータをもとに、実用化できるAIの技術を研究開発しているということでした。

この領域、最も人材が足りないのはデータフォルダーとプラットフォーマーをつなぐ役割の人々だそうです。それぞれの専門家はいても、両方に知見があって横断的に組織を繋ぐことができる人材が限られるのは、どんな領域でも共通する課題かもしれません。

これから当サイトでは、AIに関する様々な情報を追っていきます。