シェアリングエコノミー ~ 日本で成功するポイントとは?

Uber(ウーバー)やAirbnb(エアビーアンドビー)が日本で苦戦しているという記事を見かけます。

みなさんは、日本において有望なシェアリングエコノミーサービスをご存知でしょうか。

競争が激化している駐車場シェアサービスを通して、日本で成功するポイントを考えたいと思います。

駐車場シェアサービス:akippa(アキッパ)

駐車場シェアサービスとして、最も有名なサービスがakippa(アキッパ)です。

以下はakippaのサービス紹介動画です。

(出典|akippa

いかがでしょうか。

2016年1月29日、akippaはグロービス・キャピタル・パートナーズ、トリドール、朝日放送、ディー・エヌ・エーの4社から第三者割当増資を実施し、総額約6億円の資金調達を行いました。これ以前にも資金調達を実施しており、資本金は10億円以上です。まだ赤字決算のようですが、駐車場拠点数は、コイン駐車場業界1位のタイムズ(約1万5,000拠点)、2位の三井リパーク(約1万拠点)に次ぐ3位の4,410拠点となっており、駐車場業界に確かな存在感を示しています。

techcrunch:駐車場シェアリングのakippaが6億円の資金調達 拠点数で業界第3位に、今後は時間貸しの試験運用も

駐車場シェアサービスは競争が激化

akippa以外にも多くのサービスが存在します。

軒先パーキング
トメレタ(tomereta)
フリーシェアパーキング
スマートパーキング
おうちdeパーキング

またコイン駐車場業界1位タイムズ、2位三井リパークが、駐車場シェアサービスに参入、他にも楽天やリクルートといった大手企業も参入しており、競争が激化しています。

・タイムズ:B-Times
・三井リパーク:toppi!(トッピ!
・楽天:ラクパ
・リクルート:SUUMOドライブ

今後の生き残りのカギはいかに多くの駐車場を確保できるかだと思います。一歩先をいくakippaか、それともタイムズや三井リパーク、楽天、リクルートといった大手企業が、巻き返しを図るのでしょうか。

日本におけるシェアリングエコノミーのポイント

では、駐車場シェアサービスの競争が激化している理由は何でしょうか。駐車場シェアサービスを通して、日本におけるシェアリングエコノミーサービスの成功ポイントを考えたいと思います。以下の3つに整理しました。

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①十分な需要
②貸す側、借りる側の心的ハードル
③法律、規制の有無
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①十分な需要

当たり前の話ですが、しっかりとした需要が必要です。駐車場の場合、需要は豊富にあり、まだ供給が追い付いていない状況です。

②貸す側、借りる側の心的ハードル

多くのシェアリングエコノミーサービスが抱える問題に、知らない人とシェアする心的ハードルの高さがあると思います。日本人の国民性を考えると、この心的ハードルは、欧米以上に高いと思います。

例えば、Airbnb(エアビーアンドビー)は、心的ハードルを越える仕組みとして、評価システム(貸した人、借りた人がお互いを評価すること)を使っています。それでも、不安に感じる人は多いのではないでしょうか。

駐車場シェアはどうでしょうか。シェアするものが駐車場なので、汚れたり破損するという心配がありません。またネット決済を使えば、貸す側と借りる側の直接の接触がありません。心的ハードルはほとんどないと言えます。

③法律、規制の有無

多くのシェアリングサービスは法的課題を乗り越える必要があります。

例えば、Uber(ウーバー)に代表されるライドシェア。日本では、「他人の需要に応じ、有償で、自動車を使用して旅客を運送する事業」を営む場合、認可が必要になります。つまり、日本では個人のユーザーが空き時間を使って有償で運送することはできません。

Airbnb(エアビーアンドビー)はどうでしょうか。「宿泊料を受けて人を宿泊させる営業」は旅館業と定義されており、都道府県知事の許可を受ける必要があります。民泊が定義された旅館業にあたるかが争点となりますが、かなりグレーであることがわかるわかります。

では駐車場シェアの場合。私の調べた限りでは法的規制がありません。従って、自由にサービスを開始することができます。


いかがでしょうか。本日は駐車場シェアサービスを通じて、成功のポイントを纏めました。
他のシェアリングエコノミーサービスを調べると、また新たな成功のポイントが見えてくると思います。

継続してウォッチしていきます。